聖徳太子が父の遺志を継いで建立した「法隆寺」
斑鳩町
用明天皇が自らの病気平癒を祈って寺の建立を発願しましたが、崩御されたため、その遺志を継いで、推古天皇と聖徳太子が607年に完成させたと言われています。『日本書紀』によると、670年に焼失したとされ、その後、現在の場所に再建されたと考えられています。
境内は、金堂や五重塔を中心とした西院伽藍と、八角堂の夢殿を中心とした東院伽藍があります。東院伽藍は、聖徳太子一族が移り住んだ斑鳩宮の跡地に、739年頃、行信僧都が太子の住まれていた地が荒れているのを悲しんで建立したものです。また、金堂に安置されているご本尊の釈迦三尊像は、「623年に聖徳太子の冥福のため鞍作止利(くらつくりのとり)が造った」という光背銘があり、太子の姿をうつしたと伝えられています。

「救世観音菩薩立像」:斑鳩町
「法隆寺西院伽藍」:斑鳩町
法隆寺は、飛鳥時代に建てられた世界最古の木造建造物として、日本ではじめて世界文化遺産に登録されました。広い境内には、1400年間の歴史を伝える、さまざまな時代の仏像・建造物が残り、約190件が国宝または重要文化財に指定されています。
わたしのおすすめは、大宝蔵院の「夢違観音像(ゆめちがいかんのんぞう)」。白鳳時代の美しい仏像で、「悪い夢を良い夢にかえてくださる」といわれています。法隆寺を拝観するなら、ゆっくり1日かけてまわるのがおすすめです。
お帰りには、法隆寺周辺の古民家カフェで、斑鳩名物「竜田揚げ」をお楽しみください。
法隆寺(ほうりゅうじ)
【住所】生駒郡斑鳩町法隆寺山内1の1
【TEL】0745-75-2555
【時間】午前8時~午後5時(2/22~11/3)
午前8時~午後4時半(11/4~2/21)
【拝観料】個人:一般1,500円/小学生750円
団体:一般1,200円/大学・高校生1,050円/中学生900円/
小学生600円
【休】年中無休
【ホームページ】http://www.horyuji.or.jp/
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