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醤油のルーツ「醤」古代のチーズ「蘇」って一体どんな味?

今回のレシピ作りの必須条件は、“古代の調味料の「醤(ひしお)」と、古代のチーズとも呼ばれる「蘇(そ)」を使うこと”!!

…ところでみなさん、「醤」「蘇」ってなんだかご存じですか?

「醤」とは味噌や醤油の原型といわれ、奈良時代に中国から伝わった調味料です。現代の食卓では欠かせない調味料のひとつですね。

「蘇」は現代のチーズのルーツであり、飛鳥時代に奈良に伝わったといわれています。「よみがえる(蘇)」という文字が表すように、古代では薬や供え物として使われるほど栄養価の高い食品として重宝されてきました。日本最古の医学書『医心方』には「蘇は筋力がつき、胆が強くなり、肌や体に潤い、つやが出る」という記録まで残ってるのだとか…!

奈良では両方とも再現され、市販されていますが、なかなか高級品で出回る数も少ないという事もあり、メンバーの中にはまだ両方とも食べた事ない人が。

まずは、今一度メンバー全員で味見をすることになりました!

▽左:「醤(ひしお)」/『なら泉勇斎』さんから(株)井上本店さんの『古代ひしお』を購入しました。

http://www.naraizumi.jp/item/other/454.html

右:「蘇(そ)」/『ラッテたかまつ』さんから『古代の蘇』を購入しました。

https://ooloo.jp/c-item-detail?ic=lata-so01

「醤」は味噌と醤油の中間? もろみ味噌みたいな雰囲気もあって、ペーストじゃない豆の部分も残っているから、そこも含めて料理に使えそう!

「蘇」は今のチーズとイメージが違って、クセがほとんどない味。生キャラメルみたいなミルクの脂肪感、舌触りは少しザラっとして濃いめのチーズみたい。

初めて食べる味に、みんなで驚き楽しみながら、高村先生も加わって、あれこれとフリートーキング。

古代の食材リストに、「葛(くず)」があるので、とろみをつけて“あんかけ料理”っていいかも~!その上に「醤」を乗せたら美味しいかな?「蘇」は、高級品だから、自分たちで一から作ったらコストを抑えられるかな?(「蘇」は、なんと、牛乳をことこと煮詰めると出来上がります)

古代に想いを馳せながら、あれこれレシピが膨らみます。

 

ワンプレートランチという事なので、栄養バランスにも気を配りたいし、何より美味しい!!が一番!

考えることがたっくさんあります。

まだまだ先は長いなぁ~!

 

 

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