大安寺
奈良市
聖徳太子が平群に建てた熊凝精舎がその草創といわれています。飛鳥の藤原京で百済大寺、大官大寺となり奈良時代に現在の地に移り大安寺となりました。南都七大寺のひとつに数えられ、左京六条四坊から七条四坊にまたがる広大な寺域を占め、九百名弱もの僧が学ぶ大伽藍を誇っていました。現境内の南に残る七重塔跡に昔日の威容を偲ぶことができます。
「大安寺」
公益社団法人奈良市観光協会マスコットキャラクター しかまろくん
大安寺は癌封じのお寺として知られており、毎年1月23日には光仁会(癌封じ笹酒祭り)、6月23日には竹供養(癌封じ夏祭り)が行われます。この日はがん封じの御祈祷と笹酒がふるまわれ、青竹の香りと多くの参詣者の熱気に包まれます。
2月には茶道の源流ともいえる「わび茶」を創始した奈良出身の室町時代の茶人・珠光にちなみ、開催される珠光茶会の会場の一つになっています。
また、10月から11月に十一面観音立像(重文)、3月に馬頭観音立像(重文)が特別に公開されますので、皆さん、ぜひ訪れてみてください。
大安寺(だいあんじ)
【住所】奈良市大安寺2-18-1
【TEL】0742-61-6312
【拝観時間】午前9時~午後5時(受付は午後4時まで)
※年中無休(但し12月31日は迎春準備のため休み)
【拝観料】大人・大学生 400円/高校生 300円/中学生 200円/小学生以下 100円
※団体料金は30名から(10%引き)寺僧が御案内と法話をさせて頂きます。
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