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初の試作に挑戦!!

今日は、初の試作の日!!

 

いちばんの目的は、ワンプレートランチのメイン料理を決定すること!

 

 

実際にみなさんに美味しく食べてもらう為に、馴染みのあるお料理を中心に、奈良ならではの食材を組み合わせてレシピを考えてみる。

候補にあがっているお料理を、使う食材の組み合わせも変えながら、実際に作ってみて、みんなで前回のMTGで試食した「醤(ひしお)」と「蘇(そ)」の美味しい組み合わせについても探ってみました!

 

 

 

一方で、ほぼミーティングでも意見がまとまってきた副菜もいくつか試作してみましたよ。どの食材をどのように使うか、試行錯誤は楽しいです。

 

▼左は、奈良の特産品の柿です!色鮮やかで彩りもよくなりそう!

副菜になぜフルーツ!なぜ柿!?と思われる方の為に…、

実は、奈良時代には現代私たちが普通に使っている甘味料・砂糖が大変貴重なものだったので、庶民の口に入ることは無かったといいます。そこで重宝されていたのは、果物や野菜等から採れる甘味でした。完熟した柿もその一つなのです‼

(日本に初めて砂糖が持ち込まれたのは、奈良時代に唐の高僧・鑑真によるといわれていますが、主に薬用として用いられていたといいます。

庶民が口にする甘味としては、冬期に「甘葛」(あまづら)というツタの汁を煮詰めた一種のシロップが重宝されていました。

“甘葛煎(あまづらせん)”といい、奈良女子大学では再現実験も行われています!⇒http://www.nara-wu.ac.jp/grad-GP-life/bunkashi_hp/amadzura/amadzura_hp.html#mokuji )

 

そんな庶民の甘味料・柿もレシピのどこかで使用したいなーと思っていろいろ試してみています。

 

※ご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、

実は、奈良県のハウス栽培の柿は全国一の出荷量を誇っています!!柿は、人名や地名にまで使われ(飛鳥時代の万葉歌人である柿本人麻呂は屋敷に柿の木があったので柿本と名乗っていたのだそう…‼)、奈良時代には広く栽培され、流通していました。

(なんと奈良県には、そんな柿についてもっと知ってもらう為に建てられた“柿博物館”なるものがあります!面白い! ▶柿博物館 http://www.pref.nara.jp/9617.htm )

 

 

意見を出し合いながら仕上げた料理を、みんなで食べ比べしてみる。

「う~ん。おいしいけど、今でもふつうに食べている味」という意見が出たものの、「使う食材を変えたり、なにかを混ぜたり、トッピングすることで古代らしさを出せるかも!」ということで、軸となるメイン料理はようやく絞りこめてきました!

 

それにしても、料理を頭で考えるのには限界がある。

作ったり、食べたりすると、新しいアイデアも浮かぶみたい!

やっぱりトライ&エラー、何事もまずはやってみる!試作って大事だなあ~~!

 

 

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